院長あいさつ
院長あいさつ
こんにちは。川手歯科クリニックの院長の川手 秋馬です。
当院は、山梨県甲府ICを降りた傍にある歯科医院です。当院は地方都市にありますが、地方にいながらも予防プログラム「メディカルトリートメントモデル」を実践する歯科医院です。現在では、昭和町をはじめ甲斐市や甲府市など多くの患者様がメディカルトリートメントモデルを受けながら真剣に予防に取り組んでいます。
当院の治療はすべてメディカルトリートメントモデルがベースになっています。お口の中の衛生環境が悪いと、どんなに高度な治療をしても効果は薄れてしまいます。お一人おひとりが、予防意識を持って取り組むことで、お口の中がよりよい環境になり治療効果も高まります。そのため、検査・分析、カウンセリングがとても大切だと考えています。
初診の方には、2回目の来院時に必ず検査と、その後数回のカウンセリングを受けていただきます。綿密な分析結果をもとに、問題点や将来の予測、具体的な治療や予防プログラムなど、丁寧に説明します。歯は治療をしても二度と元の状態に戻りません。患者様の歯を一生残せるように医療設備を充実させ、医療技術の向上に努めています。
スタッフが一丸となって真摯な気持ちで患者様をサポートしますので、歯のことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
予防先進国スウェーデンの取り組み
当院は、日吉歯科診療所の熊谷崇先生が指導するメディカルトリートメントモデルを取り入れた診療を行っています。これは、カリオロジー(むし歯の学問)の先駆者であるスウェーデンのボーグラッセ先生が提唱した、スウェーデン方式の予防プログラムです。
ご存知の方も多いと思いますが、スウェーデンは「予防の先進国」といわれる国で、国家レベルで一大プロジェクトを組んで予防治療に取り組んでいます。以前から噂は聞いていましたが、熊谷先生と一緒に現地のセミナーに参加して、その凄さを目の当たりにしました。
スウェーデンならではの保険制度
スウェーデンには、パブリックといって国立の歯科診療所があります。歯のメインテナンスは国民に義務付けられているので、ほとんどの人はむし歯や歯周病がありません。この国の面白いところは独自の保険制度があること。むし歯・歯周病リスクが高くなるほど保険料が高くなるのです。だから少しでも保険料を抑えようと、必死で予防に取り組むのです。収入を基準にせずリスク判定で決めるあたりは、スウェーデンならではの取り組みだといえます。
1年に1度の評価で保険料を見直し
毎年1回保険料の審査期間があり、そこで評価が下がると翌年の保険料が大変なことになるそうです。評価は10段階あり、1つでもランクが上がるようにみんな頑張ります。特にレベル4とレベル3では保険料が大きく変わるので、歯磨きやメインテナンスに一層力が入るようです。国をあげたプロジェクトと保険制度があることから、国民一人ひとりが、真剣に予防に取り組めるのでしょう。
メディカルトリートメントモデルで一生のお付き合い
日本では「8020運動」の展開により、「予防歯科」という言葉が浸透してきました。国民一人ひとりの予防意識が高まり、むし歯になるお子さまが減っています。オフィスで歯磨きをしたり、定期メインテナンスを受ける人が増加していますが、日々診療をしているとまだまだ歯医者さん任せのところがあるように感じます。
カウンセリングをしていても、ご自身は異常がないと思っていたのに、モニターで映した画像を見て、被せ物と歯ぐきの間の汚れを確認して衝撃を受ける方は少なくありません。事実をありのままに知っていただき、また将来の予想を正しく知ると、ほとんどの方は意識が変わって予防の大切さを理解できるようになります。お口の健康はご自身の努力の成果でもあります。
予防歯科において、日本はスウェーデンに比べると遥かに後進国です。しかし、最近は科学的な評価に基づいた、スウェーデン方式の予防プログラムに取り組む歯科医院が増えています。世界基準になっているスウェーデン方式は素晴らしい予防プログラムです。当院もスウェーデン方式を実践する歯科医院です。当院のメディカルトリートメントモデルで、生涯にわたって患者様のお口の健康をサポートいたします。
院長プロフィール
院長 川手 秋馬
- 日本大学兼任講師
- 歯学博士
【プロフィール】
歯科医の祖父、父をもつ3代目
日本大学松戸歯学部卒業後、補綴科博士課程を修了
都内の自由診療専門医院に勤務
【所属学会】
- 国際先進学際歯科学会
- 日本補綴歯科学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本顎咬合学会
【所属スタディーグループ】
- 東京SJCD
- MID-G
- 5-D
- 神奈川矯正研究会
- 水滸会
- 臨床咬合研究会
- 中部インプラントアカデミー